2017年11月8日水曜日

知らない間にポート番号3000が使われていた話

ふと、手元の仮想環境(Debian系のOS)のポート番号を一覧で確認したら、いつの間にかポート番号3000が使われていることがわかりました。

それはhttpdのサービスで試しにlocalhost:3000で表示させてみると


あれ?CentOSでもないのにこんなページが表示されます。

# lsof -i :3000
COMMAND  PID     USER   FD   TYPE DEVICE SIZE/OFF NODE NAME
ruby    4650 beef-xss   17u  IPv4 208441      0t0  TCP *:3000 (LISTEN)

このコマンドの結果をみるとどうやらrubyがこのポートを使用している模様。
ちょっと覚えがないのですがいつの間にかインストールされたRubyがこんなページを公開してたのですね。

2017年11月2日木曜日

lzip vs xz

普段の圧縮、解凍にはどんなソフトを使っていますでしょうか。
私はちょっとマイナーなlzipというものを使っています。
LZMA形式のソフトで割と大きいファイルを圧縮するときに効率がいいです。

同じようなソフトでxzと言うものがあります。ちょっと気になったので私の非力なマシンで比較してみました。なお比較もお手軽にたった一回だけの試行です。手元にあったgccのソースファイルでやってみました。

-rw-rw-r--  1 jk jk 67881881  8月 14 17:44 gcc-7.2.0.tar.lz
$ time lzip gcc-7.2.0.tar
real    6m18.007s
user    6m7.908s
sys    0m1.016s

$ time lzip -d gcc-7.2.0.tar.lz
real    0m17.354s
user    0m10.388s
sys    0m1.144s

-rw-rw-r--  1 jk jk 66360108  8月 14 17:44 gcc-7.2.0.tar.xz
$ time xz gcc-7.2.0.tar
real    7m42.878s
user    7m40.676s
sys    0m1.204s

$ time xz -d gcc-7.2.0.tar.xz
real    0m11.897s
user    0m8.012s
sys    0m0.872s

ファイルサイズは約2.2%xzの方が小さくなりました。これはほぼ互角と言ってもいいかもしれません。

圧縮は22% lzipの方が速く出来ました。
解凍は34%xzの方が速く出来ました。

圧縮と解凍で真逆の結果となりましたが、一般的には解凍するほうが多いのかもしれません。
xzの方がメジャーな気がしますので、ややlzipが不利な結果となりました。ただしxzは2009年で開発が止まっている様です。lzipは2017年現在も開発中です。
昔に比べるとそこまで圧縮、解凍のニーズは減ったのかもしれませんが、こういう比較は面白いです。